Monday, November 1, 2021

琉球ウミンチュの像



基隆(キールン)のスペイン統治時代サン・サルバドル城があったあたりに、「琉球ウミンチュの像」があります。スペイン時代にはもう琉球人がここに暮らしていたようですが、この像は1947年の二二八事件で国民党に惨殺された琉球人に慰霊のために、台湾から引き揚げた沖縄の人が建てたそうです。とはいえセンシティブな歴史なので、石碑にはその辺ははっきりと書いてありません。結構台湾人観光客が訪れていましたが、その会話を聞いていると、台湾南部の離島「小琉球」の人の像だと勘違いしているようでした。ちなみに小琉球にはオランダ人にネグリトが燻り殺されたという洞窟が残っています。いずれにせよ、このウミンチュは足が折れて可哀想でした。

No comments:

Post a Comment

Please tell me what you think!