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Saturday, February 17, 2018

台湾閩南語ブログ:ほーてらいそあN(虎は山奥に)

日本語と英語と北京語しか話せない子供達に台湾語を教えるために、時々わざと妻と台湾閩南語で会話することがある。

妻が私に何かをするように頼んだので、台湾語で「ほー」と答えたら、「ほーてらいそあNら!」という返事が帰ってきた。

どんな意味なのかと思ったら、「虎teh內山啦」(虎は山奥にいる)ということ。一体、何の話なのか?

ちょっと考えたら、この言葉遊びの意味が分かった。

台湾閩南語は中国福建省の泉州と漳州という二つの地域の言語が混ざったものであり、極大雑把に言って台北などの北部はどちらかというと前者に近く、南部と宜蘭は後者に近い。台北の混ざり方は福建省アモイ市のものに極めて類似していて、フィリピンやシンガポール・マレーシアなどの華人と問題なく意思疎通できる。戦後は台北市が台湾華語の中心地になったので、台湾のメディアで標準的なものとして扱われている台湾閩南語は、どちらかというと高雄・台南のものに近い。これは「台湾優勢腔」などと呼ばれている。

さて、この現在の台湾で主流派の台湾語では、「好」の発音がcenteringしていて、北京語読みの「赫」に近い。つまり、「はー」に近く聞こえる。

一方、台北で話される泉州寄りの発音では、lip roundingが入り、「ほー」と聞こえる。

日本に例えると、「箸」と言ったのが、他地方の人には「橋」と言っているように聞こえるのと似ているというわけだ。

それで、台北訛りで「いいです」と言ったのに、わざと「虎は山奥だ」と言ってからかう言葉遊びが成立するのである。

これに似た、泉州訛りと漳州訛りの違いを利用した冗談もいくつかあるが、ここでは書かないでおく。

Wednesday, April 17, 2013

置いてある素材がメニュー:屋台麺店でのオーダーの仕方。



台湾の麺店には外省系(牛肉麺店など)と、本省系(麵攤)があることは、すでに述べたとおりです。前者は壁にきちんと値段を書いたメニューが張ってありますし、ガラスのドアの冷蔵庫には、お皿に持った小菜がセルフサービス用に入っていますから、漢字さえ読めればオーダーの仕方は簡単です。後者は、住宅街などでとてもポピュラーで、営業時間も長いので小腹が減ったときにとても便利ですが、看板もなければメニューもないところも多いので、ちょっと敷居が高いかもしれません。本稿では、こういう屋台風麺店でのオーダーの仕方を書きます。(なお、東南アジア各国の麺屋台も同じスタイルが多いです。)

まず、席に座る前に、どんな麺が良いのか指定します。ガラスケースの上に、乾いた麺の玉が置いてあるから、食べたいのを指定すればよいのです。外省麺、つまり白い小麦麺は、細いのと平べったいのと二種類あることが多いです。黄色いのは油麺という本省風の麺です。日本のラーメンの元になったのではないかと感じます。あと、灰色でちりぢりなのは意麺といって、インスタント麺に似た食感です。香港の意麺(スパゲッティ)や伊麺とは違うのでご注意ください。ついでに言うと、香港のような細くて黄色い麺は麵攤にはありません。あれが食べたい人は、香港風のロースト肉やお粥を扱っている店に行けば食べられますが、台湾では特殊なものなので、そうあっちこちにはありません。

次に、スープ麺(湯)が良いのか、ドライ(乾)が良いのかを伝えます。また、バリエーションで、日本の坦々麺のようなゴマだれに絡ませたようなものも出来ることが多いです。この麺が主食となります。なお、ビーフンやフォー(クイティアウ)、春雨などは小麦粉で出来てないので、中華系では麺として扱いません。でも店によっては、バリエーションとしておいてある場合もあります。スープ麺の場合は、自分で白胡椒をかける人が多いです。

さて、上記の麺には、ねぎぐらいしか具は入ってないです。ですから、今度は、ガラスケースに入った豚の臓物類、乾豆腐や、昆布などから、好きなものを切ってもらうことになります。僕は見ても何がなんだかわからないので、適当に一人前切ってもらうこと(黒白切)が多いです。大体、新鮮でおいしい肉が食べられます。上には甘い醤油のペーストがかかっていますが、テーブルの上に置いてある激辛のラー油をお好みでかけると、とてもおいしいです。

もうひとつ、こうした麺屋台で食べられるのが、青菜です。屋台では、中華なべで炒める設備がないことが多いため、湯がいたものに、ラード少々や甘いにんにく醤油とのペーストをかけて出てきます。野菜不足の人に良いです。

さて、メニューに値段が書いてないからといって、ぼったくられる事はないから大丈夫です。食べ終わったら、経営者に「ごあつぉえ?」というと、数字だけで値段を言われます。たとえば「ぺーつぁっごー」といわれたら85元のことです。あまりにも安くて驚くことが多いでしょう。経営者の気分によって(?)よく負けてくれることがあります。ぜひ試してみてください。

Wednesday, May 23, 2012

新大久保かと思った。







どう見ても、日本の中華料理でしょう?

駐車が難しい台北では、ご飯時にたまたま駐車スペースを見つけたら、すぐさまそこにとめて、周辺の食事処を物色することがある。

そして、たまたま見つけたのが、外に日本独特の蝋模型がある、この古臭い店。

いかにも新大久保にありそう。

店内に入ると、ビールのポスター貼ってあるし、冷蔵庫に冷えたコップ入ってるし、どう見ても日本の古臭い中華料理屋にそっくり。

最近、台北に新しくできた流行の日式ラーメン屋は、おしゃれな店ばかりだし、とんこつ味ばかりで、東京味じゃないのであまり気に入らなかったが、ここのラーメンは、いかにも昔の東京の味だった。

食べていると、老店主が出てきたので、「日本で店出していたのですか?」とたずねると、30年もやっていたという。

「日本と言っても広うござんすが、どちらで?」

「渋谷と新大久保。今ね、孫と姉、やてるよ。」

「えっ、新大久保ですか?どこの店?」

やっぱり、行ったことある店だった!

マックの横の100円ローソンのある道入ってった右側にある、あの店。

50年近くもやってるんだって、あそこ。

「でも、あそこ、やってるの日本人じゃないですか?」

「あ、あれ、私の孫。日本、育ただから。」

戦後すぐ228事件で台湾にいられなくなって、上野の美術学校に入学して、銀座の路上で肖像画描きながら、学費稼ぎに新宿でラーメン売ったらヒットして、気がついたら30年もたっていたので、台北に帰って折からのブームだった日式ラーメン店をやることにした、とかいう話をいかにも語りそうな、日本語世代の台湾人おやじだった。今の話、全部想像ね。でも、ありがち。