Friday, April 13, 2012

フランス風フュージョンベトナム料理。




予算があるときは、素敵なお店に行きます。

フュージョンベトナム料理は、米国でも人気のようです。

「越香蘭」の焼きたてのフランスパンは絶品です。

ベトナム人を連れて行ったときも、おいしいと言っていました。

トマト味の牛肉フォーに、フランスパンを浸して食べるのが最高です。

ただし、ニョクマムは控えめなので、ベトナム人の店員さんに頼んで、薄めてないニョクマムを少し持ってきてもらう必要があります。

ベトナム風の排骨飯。



士林ナイトマーケット付近でお昼なら、よく行くのは前にも紹介した「越南祥記」です。

安いので、いつも学生たちでにぎわっています。

ベトナム料理といえば、フォーが有名ですが、普通ベトナム料理店には「排骨飯」もあります。

ニョクマムがきいていて、台湾風の排骨飯とはちょっと違います。

この店では、たった80元でセルフサービスの3種類のドリンクがついているので、とてもお得です。

店のたたずまいが、東南アジアのチャイナタウンを思わせる妖しさなので、大好きです。

近所には、世界中のチャイナタウンで見かけるのと同じような薬屋がありました。

古くて体に悪そうな薬がいっぱい売っていて、いかにも妖しいです。

Wednesday, April 11, 2012

Taiwan Japanese: Japanese as a lingua franca






台湾人にとって、日本語はとても身近な言語。

日本時代に教育を受けた台湾人は、いまだに日本語を使っている。たとえば、台湾の日本語書店では、日本人だけでなく、中国語が不自由な年配の台湾人をよく見かける。

また、国民政府が台湾に来て華語が普及するまで、異なった母語を持つ台湾人同士の会話は日本語が使われていた。一部の台湾原住民の間では、いまだに日本語が共通語として機能している。

元はといえば日本(主に九州)からもたらされた台湾の日本語だが、後に台湾人同士の交流に適すように発展したので、日本国内とはちょっと違った日本語が行われている。日本人の目から見て珍妙な日本語でも、台湾人同士の交流にはまったく差支えがないし、自然なのである。これに、「日本人はこんな言い方しない、日本語としておかしい」などとけちをつけるの権利は、日本人にはまったくない。この状況は、アジアにおける英語やアフリカにおけるフランス語に似ている。

ここ数年で中国との交流が盛んになったが、それまでは日本が台湾にとって最大の交流相手だったので、台北の街角でも日本語の看板やメニューをよく見かける。これらは、主に日本人観光客を想定している。

ただし、これらは日本人相手とは言っても、日本語が達者な台湾の年配者に訳させていることが多いため、台湾式日本語である。日本人にとっては、意味はなんとなくわかるけど、かなり古風で妙な感じがすることが多い。しかし、せっかく日本語で書いてくれたんだから、感謝すべきである。

また、日本における英語やフランス語と同じように、外国人の便宜のためというより、ただ「かっこよく」見せるために、ナンセンスな日本語が書いてあって、日本人が見たらてんでんおかしいということはよくある。この場合、日本語であることを強調するために、日本人なら普通漢字で書くものを、わざわざひらがなで書いてあることが多い。僕のスリッパには「すソつぱ つよい にほんせい」と書いてあるし、近所を走っている、中国語で「故宮博物院」と書かれたバスは「こきゅうはくぶついん」とわざわざひらがなの看板も掲げている。(これは、日本人観光客のためというより、市バスが国際化に取り組んでいるということを台北市民にアピールする目的だろう。日本人なら、幼稚園児でもない限り、故宮博物院という漢字はよめるだろうから。)また、僕は時々友人がやっている創作日本料理店のメニューを日本語に訳すことがあるが、日本人にとって自然な日本語に訳すと、「あまり漢字を使わないでくれ、日本語に見えないから」と文句をいわれることがよくある。

どちらにせよ、日本人に見せるために書いているのではないのだから、目くじらを立てる必要はまったくない。むしろ、日本語をよりカラフルで豊かな国際言語にしてくれていることに、感謝すべきなのである。

Saturday, April 7, 2012

イラン人経営の牛肉麺店。


吉林路周辺で、もうひとつ有名なのは、イラン人経営の牛肉麺です。

Beef noodle shop owned by an Iranian is another famous eatery in Jilin Road area.

西域のスパイスを使用しているそうで、さすがに見た目は大陸の蘭州ラーメンっぽかったです。

They said they used Persian spices. At least it looks like Lanzhou Lamian.

でも、スパイスが苦手な台湾人の好みを考慮してか、スパイスはだいぶ控えめだったです。

But, upon tasting, it was much less exotic than, say, Lanzhou Lamian in Carrefour.

蘭州拉麵のほうが、よっぽど西域っぽい。

They probably adjusted the spiciness to adopt to the Taiwanese tastebuds.

麺は極細の小麦麺で、これまた拉麵っぽかった。麺はおいしかったです。

Noodles were very fine white flour noodles. Yummy.

外省風と台湾風の2種類の泡菜があって、僕が食べたのは台式でしたが、おいしかったです。

I tried the Taiwanese-style paocai which was also good.

あの界隈では珍しく、ちょっと高級チックな内装で、落ち着いて食事ができました。

The place has a better deco than most other places in Jilin Road area. Good atmosphere.

教堂米粉湯。

吉林路の天主教会の付近は、いろんな屋台があって、ミニ夜市の様相。

There are many hawkers around the Catholic Church on Jilin Street. It's almost like a night market.

24時間営業の「教会ビーフンスープ」は、有名な割にはそれほどおいしくはなかったです。

The "church beehoon soup" is supposed to be famous, but wasn't that good.

あの辺で食事している人は、なぜかタクシーの運転手が多い。そういう人のことを台湾語で「うんちゃん」といいます。

Many taxi drivers are having meals in that area. I don't know why...

Friday, April 6, 2012

阿財魚翅肉羹にはふかひれも肉もなし。乾きビーフンは湿ってる。


Today is Good Friday, so it's fast and abstinence.

So I don't want to be writing about food. But if i don't do it now, I may never have a chance to do it, as is usually the case.

台北の吉林路は知られざるグルメエリアだよ。

車の修理工場とか多くて、外地人が集まっているから、外食が発達したのかもね。

それも南部っぽい小吃とか多い。

ふかひれスープといっても、のりがふかひれみたいに糸状になってるだけで、ふかひれは入ってないから大丈夫。

There's no shark fin in this shark fin soup. Shredded seaweed (or something like that) just looks like shark fin. And the "meat soup" is not a soup, and contains no or very little meat. It's something made of mushed fish paste.

また、肉羹というのは、魚のすり身で作った、東京でいうさつま揚げみたいなやつ。(大阪でははんぺん、九州ではてんぷらというらしい。東京のはんぺんとてんぷらとは違うよ。)

今回は、乾きビーフンをマッチしてみました。

乾きというのは、スープに入ってないというだけで、実際にはいろんなたれがかかっていて湿っているよ。

写真とってたら、固まって、かき混ぜられなくなってしまった。

それを見た店員が、スープを入れてくれたので、半スープビーフンみたいになってしまったよ。

I still don't understand why the shop is called "A-chair"...

あ、阿財か。

Thursday, April 5, 2012

幼少時に母が作った、


お昼に、うちの近所の「香港鑫記」(以前、何度か紹介しました)で食べたチャーシュー飯です。

チャーシューは、店によって当たりはずれが大きいです。しょっぱすぎ、甘すぎ、乾きすぎ、色がどぎつすぎ、などが失敗の主な原因です。ここのはちょうどいいです。

チャーシュー飯といえば、こんな思い出があります。

子供のころ、おばあちゃんのうちで大好きな香港映画のビデオを見ていたら(たぶん、ミスター・ブーのシリーズの一作かもしれません)、大快楽のようなファーストフード店でチャーシュー飯を食べているシーンが出てきました。

とてもおいしそうなので、母に作ってくれといいました。

そうしたら、母は家で豚肉を紐で縛ってオーブンで焼き、甘いしょうゆの香ばしいたれをご飯にいっぱいかけて、おいしいチャーシュー飯を作ってくれました。

それ以来、チャーシュー飯が好物ですよ。

出国する前は、当時の日本の中華料理店には普通チャーシュー飯というものがなかったので、横浜の中華街などへ食べに行ったりしましたが、英国に行ってから今までは、チャーシュー飯が手軽に食べられる環境なので幸せです。

本場の香港で食べたときも、おいしくて感動しました。